【小説】ガリバー旅行記「第四、馬の国(フウイヌム)」を読みました

「ガリヴァー旅行記」四編全てを読み終わりました。

馬の国

フウイヌムたちの国に辿り着きました。読みづらい単語、フウイヌム、人間であるガリバーから見た彼らは「馬」です。「このフウイヌム族というのは、生れつき、非常に徳の高い性質を持っています。彼等の格言は、『理性を磨け。理性によって行え。』というのでした。」のように表現されている。文字を持っておらず知識は口伝、病気にかかることがないので医者がいない。

Yahoo

馬の国の章でインターネット関連サービスを展開するアメリカのIT企業「Yahoo!」の社名の由来と言われている「Yahoo」という動物が出てきました(青空文庫の翻訳では「ヤーフ」となっている)。このヤーフはガリバー旅行記の中ではあまり良い印象を受けない。Yahoo!の創業者たちは何故この名前を名乗ったのだろう。

ガリバー旅行記を読み終えて

「ガリバー旅行記」は子ども向けの文学作品と見せかけて、社会風刺とか政治批判を含む内容になっている。ところどころ性的な表現もあるので、それらをそぎ落として児童文学として世に広まっているようだ。作者のジョナサン・スウィフトはアイルランド人、執筆当時のアイルランドや周辺国との関係性を知っていると本作に隠されたメッセージに気付けてより面白いかもしれない。


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