【小説】フランダースの犬を読んで涙ぐむ
「フランダースの犬」はイギリスの作家ウィーダ(マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー)が書いた児童文学です。
青空文庫
青空文庫にあるのは菊池寛の日本語訳版です。フランダースの犬と言えばネロとパトラッシュですが、今回読んだ翻訳ではネロが「ネルロ」になっている。
ベルギーではあまり有名ではないらしい
作品の舞台はベルギーの都市アントワープ郊外の小さな農村となっている。村の名前が出てこなかったがホーボケンがモデルになっている。イギリス人の作家の作品ということでベルギー国内ではあまり知られていないとのこと。
日本でかつて放映されたアニメの影響もあって、日本人観光客からの問合せ先が多く、ホーボケンにネロとパトラッシュの銅像が置かれたようです。
ルーベンスの絵が見たい
アニメ版の「フランダースの犬」は1975年1月5日から同年12月28日まで放映された。リアルタイムではないが再放送で見ている。おおまかなストーリーは覚えているが今回初めて小説版を読み、不覚にも涙してしまった。
ネルロとパトラッシュ、似たような境遇である二人の健気さ、切っても切れない心の結びつき、侘しい暮らしぶり、そして不運。アニメ版のラストシーンはあまりにも有名、小説でもほぼ同じでした。思い浮かべるラストに向かって読み進めるのが辛かった。
ベルギーに行く機会があったら、アントワープの聖母大聖堂でルーベンスの絵を見たいな。
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