【小説】アルスラーン戦記 妖雲群行を読みました
アルスラーン戦記の第十巻「妖雲群行」を読み終えました。
イスファーンの活躍、民謡になる
王都エクバターナより東、モルタザ峠で怪物を退治したイスファーンと二匹の狼、火星(バハーラム)と土星(カイヴァーン)の活躍が旅人の口によって伝わって、いつの間にか曲がついて、民謡として永く歌われるようになります。
第二部に入ってからちょっとした歴史小話は語られることが多くなったように思う。アルスラーン戦記はアニメにもなっているが、この辺りの小話も映像化されているのだろうか。
ヒルメスもミスルへ
第九巻「旌旗流転」ではザンデがミスルへ入りましたが、ヒルメスもミスルへ流れ着いた。王様になったアルスラーンはだいたい王都にいるけど、ヒルメスは第二部に入ってから大きく動いている。
パルスの東のチュルクからシンドゥラへ、そこから海路でパルスの西のミスルへ。付き従うのはトゥラーン人たち。トゥラーン人は雷と水が苦手なので、海路での移動は辛かっただろう。
アシ女神の神殿にて
オクサス領主ムンズィルの要請により、領内にあるアシ女神の神殿での事件調査に来たファランギースとアルフリード。女神の神殿は男子禁制なので女性二人が派遣される。事件調査で交わされる二人の掛け合いが面白い。
オクサスはザラーヴァントの故郷であり、ムンズィルはザラーヴァントの父だ。ザラーヴァントも一緒に故郷に来ていたら歴史は変わっていただろう。
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